サシバエは幼虫のうちに駆除することが肝心です。夏になると約1週間ほどで成虫になり、10日~30日程生存します。成虫1匹につき300~800個(1回の産卵で100~200個)ほど卵を産みます。
サシバエを放置することによって、牛の発育、搾乳量などに影響を及ぼします。
幼虫対策はアート工業にお任せ下さい!薬剤による幼虫駆除を行います。
農場の規模と状況により対策方法は異なりますので、無料の現地調査を行ない最適な方法をご提案します。
発生源
サシバエは新鮮な糞よりも少し古めの糞を好み、主な発生源は牛糞です。しかし、ミミズがいるような堆積には発生しません。
あまり清掃がされておらず、特に糞が長く放置されてある場所はサシバエの格好の産卵場所となります。他にも畜舎ゲートの下、柱の周り、飼槽の下、ウォーターカップの下、哺乳牛(仔牛)のいるカーフハッチ、敷料の下層部分などもサシバエの発生源となります。
幼虫の特徴
サシバエの幼虫はスリムで細長く、先がとがっています。主に牛糞の中に生息し、幼虫は比較的水分の多い場所、蛹は比較的水分の少ない場所を好む傾向にあります。
サシバエの蛹は、ご飯粒より一回りほど小さく赤いのが特徴で、抜け殻は黒く小さいためネズミの糞に見えます。蛹の発見箇所は、サシバエの発生源であるため、見つけ次第清掃と薬剤散布が必要です。
対策
IGR剤散布
IGR剤とは成長抑制剤の一種です。サシバエの幼虫が成虫になるのを防ぐための薬剤です。
サシバエは成虫15%~20%に対して幼虫が80%を占めています。そのため、幼虫が成虫にならないよう対策をします。
清掃
糞の掃除がし辛く、適度な水分がある場所、牛が普段踏まないような場所は要注意です。
前述したようにサシバエの幼虫は、糞の中に生息します。これらを残さないことが対策・予防につながります。
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