サシバエとは
獣糞から発生する「サシバエ(刺蠅)」はイエバエ科の一種で、雄も雌も哺乳類の血を吸血して生活しています。主に牛や馬などの家畜、人間の血を吸血するサシバエに刺されてしまうと痛みやかゆみが強く、場合によって皮膚炎や強いハレを伴うため、牛など家畜はもちろん畜舎の管理者の大きなストレスとなっています。サシバエは、止まった瞬間に針を刺し吸血するので、身構えることができず強い痛みや痒さを感じるため、牛は落ち着きなく動きまわり、飼料の採食量や飲水量が減ってしまい、「ゆったり」過ごすことが少なくなってしまうため、乳量や増体重低下の要因になっています。
サシバエは感染症被害を及ぼすケースも
サシバエは、黄色ブドウ球菌感染や、牛白血病やサルモネラ症などの感染症を媒介し感染症被害を及ぼすケースもあります。サシバエは7月~9月に目立ちますが発生してしまうと、1匹につき100~200個程度の卵を産むため、駆除が大変になります。越冬した個体が増える前に対策をスタートするのがベストです。
サシバエの発生時期
サシバエは生活環が短く産卵数も1度に100~200匹と多いため、牛舎の中で大量発生してしまいます。
発生時期は春から秋にかけて長期に渡り、行動範囲も広く(4km)殺虫剤が効きにくいという点から
防除対策の困難な衛生害虫のひとつで畜産家・酪農家の悩みのたねになっています。
サシバエの吸血時には強い痛みを伴うので、牛は睡眠障害や採食減少から、増体減少、乳量低下
乳房炎等を引き起こす事があります。様々な疾病を媒介して衛生的な被害をもたらすため早めの駆除を
おすすめします。
サシバエ対策を株式会社アート工業がお手伝い致します。